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磁性粉・JEMK

特殊合金粉末を偏平状に微粉砕して製造する磁性粉は、磁気シールド分野の用途で利用され、日本中で広く使われています。また、電磁波に対する優れた特性から、携帯電話をはじめとする小型電子機器にも用途を広げつつあります。
JEMKは、通信周波数13.56MHz帯において、透磁率の実部(μ´)が高く、且つ損失項である虚部(μ´´)が低くなるよう設計された軟磁性粉です。

特性

品種 平均粒径 比表面積 タップ密度 保磁力
[μm] [m2/g] [g/ml] [A/m]
JEMK S 25 1.0 0.80 380
JEMK H 23 1.3 0.65 395
13.56MHz帯
通信周波数である13.56MHz帯における、透磁率の実部(μ´)の高さと虚部(μ´´)の低さが、RF-IDシステムにおいて、長距離通信を可能にします。
高周波数帯域
軟磁性材料の磁気損失により、電磁波ノイズを抑制することが可能です。

 

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扁平加工について

当社は偏平加工専用設備を備えており、展性のある金属粉であれば偏平状に加工することが可能です。
長年の技術の蓄積により、金属粉末を偏平加工することで、粒子径や比表面積、タップ密度といった物性を、使用用途に合わせて調整することが可能です。

扁平加工の効果
軟磁性金属粉末の磁気特性向上、電気伝導度向上など

製品応用例

  • ・RF-ID用磁性シート
  • ・電磁波ノイズ抑制シート
  • ・高機能フィラー材